2024/01/08 09:00

前方斜めサブシステム

投球動作などで必要になる前方斜めサブシステム(Anterior Oblique Subsystem)は、内・外腹斜筋、内転筋群、股関節外旋筋が関与します。

 

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内転筋群、股関節外旋筋によって股関節(下肢)を安定した状態で捻ること、内・外腹斜筋で体幹を捻ることにより、投球動作、キック動作などをスムーズに行うことができます。

どこかがうまく機能していないと肘・肩や膝などにストレスをかけてしまい、スポーツ障害につながることがあります。

また、すでに痛みがある選手に対しても痛みをとるだけでなく、このような機能障害を改善して再び痛みを出さないようにすることが重要だと考えています。

2023/12/11 09:00

後方斜めサブシステム

ジョイントサポートシステムの中で、主に骨盤の仙腸関節を安定させるための後方斜めサブシステム(Posterior Oblique Subsystem)は、大殿筋と広背筋が関与します。

大殿筋と反対側の広背筋が収縮することで胸腰筋膜が緊張し仙腸関節を安定させます。

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このサブシステムにより、胸腰筋膜が緊張して仙腸関節を安定させることができます。仙腸関節が不安定になると腰痛の原因になります。

しかし、深層筋によるスタビライゼーションシステム(安定・支持システム)が機能していないと胸腰筋膜を過剰に緊張させて腰痛の原因になることもあります。

このように身体は相互的に作用して機能的に動いていますので、かたよった筋肉の働きによって様々な痛みを生み出すことがありますので、せめて許容範囲内のかたよりにするために必要な施術やトレーニングを行っていきましょう。

 

2023/12/01 15:37

12月の診療案内

12月の診療案内です。

年末年始は12月30日(土)~1月4日(木)までを休診とさせていただきます。申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

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2023/11/13 09:00

深垂直サブシステム

ジョイントサポートシステムの中で、体幹と地面の長軸方向の力伝達を生む、深垂直サブシステム(Deep Longitudinal Subsystem)は、主に脊柱起立筋、胸腰筋膜、仙結節靭帯、大腿二頭筋、長腓骨筋が関与します。歩いたり、走ったりして、足を地面に接地するときに仙腸関節を安定させる働きもあります。

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この、深垂直サブシステムに関与する筋肉は主に背面の筋肉です。

体幹と地面との長軸方向の力の伝達を生み出してくれますが、体幹の深層筋(腹横筋、内腹斜筋、多裂筋、横隔膜、骨盤底筋)が機能して、腰椎~骨盤を安定していることが前提にあります。

体幹の深層筋が機能していない状態で動き続けると、背面の筋肉を過剰に収縮させてしまい腰痛やハムストリングの痛みなどを起こしてしまいます。

身体は色々と複雑に関係していますので、これだけやれば大丈夫というエクササイズやストレッチなどはありません。しかし優先的に行うべきことはありますので、それを見つけて順序良く取り組むことが大切です。

2023/10/27 09:45

11月の診療案内

11月の診療案内です。

11月4日(土)は身内の結婚式のため診療時間を11時までとさせていただきます。その代替えとして11月3日(金)は祝日のため通常休診ですが、午前中のみ診療させていただきますので、よろしくお願いいたします。

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