2023/06/26 07:50
臨時休診のお知らせ
2023/06/23 12:00
熱中症対策
今年の夏も暑くなりそうですね。
暑くなり始めのこの頃には、熱中症で救急搬送されたなどのニュースをよく見ることがあります。
特にスポーツ活動では、熱中症にならないための対策を行うことが重要です。
上記のように、熱中症の要因は様々です。特に内的(個人)危険因子はその日だけの対策ではどうにもならない事がほとんどです。
その中でも暑熱順化とは、暑さに身体が適応することで、「暑熱ストレスに対する抵抗力(暑熱耐性)は暑熱環境に繰り返し曝露されたり、そのような環境下で持久性のトレーニングを繰り返すことによって徐々に高めることができる」と言われています。
一般的に順化期間は10~14日程度必要とされ、トレーニング間隔を3日連続で空けて極端に涼しい場所で過ごさないように注意が必要と言われています。
暑くなり始めの最初の2週間程度は極端にきついトレーニングをしないことや、お盆休みの間に涼しい場所で過ごしすぎないことが重要なのではないかと思います。
また、予防のために事前冷却なども効果的であると言われています。
近年では、手掌と足底を冷却することが勧められています。私が帯同しているチームでも、この時期の試合ではウォーミングアップ後のミーティングやハーフタイムのミーティングの際にアイスキューブを持たせています。
熱中症は命に係わる危険な状況ですので、この時期は特に注意が必要です。
出来る対策を行って、スポーツ活動を楽しみましょう!
2023/06/19 09:00
骨盤大腿リズム
骨盤大腿リズムとは、股関節を屈曲した時の骨盤後方傾斜と大腿挙上の協調した運動のことです。
静止立位で骨盤が後傾位の場合ですと、骨盤大腿リズムの骨盤後傾の増大がみられ、腸腰筋(腰椎から大腿骨)よりも多関節筋である大腿直筋(骨盤から脛骨)が収縮しやすい状態であると言われています。
<股関節屈曲>
骨盤が後傾しすぎている場合:大腿直筋の筋活動開始時期が早いため、大腿直筋が過活動となる
骨盤後傾が正常である場合:大腿直筋の筋活動開始時期が遅いため、腸腰筋が収縮している
骨盤大腿リズムにおける骨盤の後傾させずぎないためには、大腿直筋の過活動を減少させ、腸腰筋の活動を引き出すことが重要と言えます。
大腿直筋の過活動は骨盤を後傾させるだけでなく、鼡径部の痛みを生じることも多いので、腸腰筋が正常に活動することは非常に重要です。
ただし、骨盤が全く後傾しないと、股関節の前で軟部組織が詰まるような痛みが生じやすくなります。動きすぎてもだめですが、動かないことでも悪影響があります。
また、腸腰筋は長時間の座位によって、活動が低くなることがあります。
<長時間の座位で考えられる腰への悪影響>
1.ハムストリングの短縮により骨盤運動が低下してしまう
2.腹斜筋、腹横筋などが疲労して腰を丸めた姿勢になってしまう
3.腸腰筋が短縮し、腸腰筋の活動が低下してしまう
長時間の座位はその他にも頭痛、頸部痛、呼吸量の減少、柔軟性の低下など様々な悪影響があります。
当院では一人一人の患者様としっかり向き合って痛みの原因が何なのかを一緒に見つけていくことも重要と考えています。
生活習慣の中に原因が隠れていることもありますので、一緒に解決していきましょう!
2023/06/08 19:00