2026/03/09 09:00
足関節捻挫後の後遺症について
こんにちは。今回は、接骨院でも非常に多いケガ 「足関節捻挫」 の“後遺症”についてお話しさせていただきます。

<捻挫は「治った」と思っていませんか?>
足首の捻挫は、特にスポーツをされている方や学生さんに多いケガです。
腫れや痛みが引くと、歩けるようになった、走れるようになった、テーピングなしでも大丈夫、こうした理由で「もう治った」と思われる方が多いのですが…
実はここに 後遺症の落とし穴 があります。
<CAI(慢性足関節不安定症)とは?>
捻挫をきっかけに、足首がグラグラする、何度も繰り返し捻る、不安感がある、段差や方向転換が怖い、といった症状が続く状態をCAI(Chronic Ankle Instability:慢性足関節不安定症) といいます。
▶︎CAIが起こる主な原因
- 靭帯のゆるみ(機械的な不安定性)
- 固有受容感覚の低下(感覚の問題)
- 筋力・バランス機能の低下
つまり、単なる“靭帯の伸び”だけでなく、「神経・筋肉・バランス機能」まで影響しているのがCAIの特徴です。
<なぜ繰り返すのか?>
足首の外側には、前距腓靭帯など重要な靭帯があります。
強い捻挫をすると、この靭帯だけでなく、関節の位置を感じるセンサー、バランスを取る反射機能、が低下してしまいます。
その結果、「足が地面についた瞬間にうまく反応できない」 → 再び捻る
という悪循環が起きます。
▶︎放っておくとどうなる?
慢性化すると…
- 軟骨のすり減り
- 変形性足関節症
- パフォーマンス低下
- 他部位(膝・股関節・腰)への負担増加
につながる可能性があります。
特にスポーツをされる方にとっては、パフォーマンスの土台が崩れることになります。
<接骨院でできること>
当院では、
- 関節の安定性評価
- バランス・固有受容感覚の評価
- 再発予防トレーニング指導
- 必要に応じたテーピング・固定
を行い、「再発しない足首」を目指します。
単に腫れを引かせるだけでなく、“機能を回復させる”ことが本当の治癒 です。
<こんな方は要注意>
- 過去に2回以上捻挫している
- 足首が抜ける感じがある
- 捻挫後にしっかりリハビリをしていない
- なんとなく違和感が残っている
一つでも当てはまる方は、慢性不安定症の可能性があります。
<まとめ>
足関節捻挫は「軽いケガ」ではありません。
正しく治療し、適切なリハビリを行うことで、再発防止、パフォーマンス向上、将来的な変形予防が可能になります。
「昔の捻挫が気になる」
「何度も繰り返している」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
2026/03/01 08:00
おかげさまで10周年
おかげさまで、当院は開院10周年を迎えることができました。
この節目を迎えられましたのは、日頃より通ってくださる患者さま、地域の皆さま、そして支えてくださったすべての方々のおかげです。心より感謝申し上げます。
開院当初は、ただ目の前の痛みを少しでも楽にしたいという思いだけでがむしゃらに施術をしておりました。しかし多くの患者さまと出会うことや、スポーツ現場で多くの選手と関わることで、痛みの改善だけでなく「日常生活を安心して過ごせる身体づくり」や「ケガをしにくい身体づくり」こそが大切であると学ばせていただきました。
10年という時間の中で、お子さまが成長して部活動で来院されるようになったり、ご家族三世代で通ってくださるようになったりと、皆さまの人生の一部に関わらせていただけることは、私にとって何よりの喜びです。
これからも初心を忘れず、地域の皆さまが安心して通える場所であり続けられるよう、知識と技術の研鑽に努め、より良い施術と丁寧な対応を心がけてまいります。
11年目も、皆さまの健康を支える身近な存在として歩んでまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
2026/02/16 09:00
臨時休診のお知らせ
誠に申し訳ありませんが、以下の通り臨時休診とさせていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
このデンソーカップは大学サッカーの地域選抜の対抗戦です。今回で第40回となる歴史ある大会で、私は中国選抜に帯同させていただきます。
大学サッカーの最高峰と言っても良い大会です!(試合結果などはこちら→https://www.jufa.jp/)
2026/02/14 09:00
肩関節の求心位とは
肩が痛いとき、多くの方は「使いすぎ」、「筋力不足」、「年齢のせい」と思われます。
しかし実は、痛みの大きな原因の一つが肩の関節の位置がズレていることです。
この“正しい位置”のこと専門的には 求心位(きゅうしんい) と呼びます。
肩関節はボール(上腕骨)とお皿(肩甲骨)の関係の関節です。
本来は、ボールが受け皿の真ん中に収まっています。この状態が「求心位が保たれている」といいます。
逆に痛みがある肩では、「ボールが上にズレる」、「前に滑る」、「引っかかる」などで求心位が保たれていないことが多く見られます。

<なぜズレるの?>
多くの患者さんで共通しているのは「筋力不足」だけではありません。
原因は身体の使い方のクセで、特に多いのが
- 肩をすくめて腕を上げる
- 腕だけで持ち上げる
- 肩甲骨が動かない
- 巻き肩・猫背
つまり、頑張って動かすほどズレていきます。
<マッサージだけでは治らない理由>
筋肉が硬い → ほぐす → 一時的に楽になるけどまた痛くなる…
これは求心位が保たれていないからです。
求心位を保つためには土台となる肩甲骨の位置がニュートラルであること、回旋筋腱板と呼ばれるインナーマッスルが正常に機能していることが重要です。
<接骨院で行う施術の目的>
当院では肩の施術で筋肉を揉むことだけではなく、肩が求心位に戻る状態をつくることを大切にしています。
- 腕が軽く上がる
- 引っかかりが消える
- 力を入れていないのに安定する
という変化が起越すことを目的に行います。
これは筋力がついたのではなく、関節の位置が整ったためです。
<最後に>
肩の痛みは「弱いから」「年だから」ではありません。
多くは間違った位置で頑張りすぎているサインです。
肩は鍛える前にまず整えることが大切です。
痛みを繰り返している方は、関節の“位置”から見直してみましょう。
2026/01/13 09:00
スポーツ中の痛みや動きにくさと「コラーゲンの温度」の関係
「ウォーミングアップ不足だと体が重い」「試合後に関節が固まる」「寒い時期はケガをしやすい」このようなスポーツ障害やコンディション低下には、体を作っているコラーゲンの温度が深く関係しています。
接骨院では、コラーゲンの性質を理解したうえで、パフォーマンスを落とさず、再発を防ぐための施術を行っています。
今回は、スポーツ現場で重要な「なぜ温めると動きやすくなるのか」を解説します。
【コラーゲンとは?スポーツ動作を支える組織】
コラーゲンは、筋肉の構成要素である筋膜や腱、関節などの結合組織の主要な成分として、筋肉の健康維持や機能向上に重要な役割を果たし、力を伝える・関節を安定させる役割を担っています。
スポーツでは、このコラーゲンに「繰り返しの負荷」、「急なダッシュやストップ」、「ジャンプや切り返し」が加わるため、硬くなった状態のままでは痛みやケガにつながりやすくなります。
【コラーゲンは温度で「伸びやすさ」が変わります】
<冷えた状態のコラーゲン>
- 硬く、伸びにくい
- 動作のキレが落ちる
- 肉離れ・捻挫・腱炎のリスクが上がる
<温まった状態(40℃前後)>
- しなやかで伸びやすい
- 関節可動域が出やすい
- 力をスムーズに発揮できる
ウォーミングアップが重要なのは、コラーゲンを適切な温度に上げるためです。
【接骨院で行う「コラーゲンの温度」に注目した施術】
当院では、ただ痛みを取るだけでなく、競技復帰・再発予防・動作改善までを考えた施術を行います。
- 温熱で組織を準備します
患部や関連部位を温め、筋・腱・関節包のコラーゲンを動かしやすい状態にします。
これにより、施術時の痛みを抑え、効果を高めます。
- 手技・ストレッチで可動域を回復
温まったタイミングで、「筋肉・筋膜への手技」、「関節の動きを引き出す調整」、「競技特性を考慮したストレッチ」を行います。
冷えた状態で無理に伸ばすことはせず、組織を傷めないことを最優先にします。
- 動かして「使える体」に戻します
施術後は、「自動運動」、「荷重動作」、「競技につながる動き」、を取り入れ、柔らかくなったコラーゲンを動作に定着させます。
ここまで行うことで、「その場だけ楽」ではなく、競技中の安定感につながります。
【こんなスポーツ障害・お悩みに】
- 肉離れを繰り返している
- 足首・膝・肩を痛めやすい
- ストレッチしてもすぐ戻る
- 試合後に体が固まる
- 成長期で痛みが出やすい
これらは、コラーゲンの硬さや温度管理不足が関係していることがあります。
【自宅・現場でできるコンディショニングのポイント】
- 運動前は体を温めてから動かす
- 入浴後にストレッチを行う
- 冷えやすい関節は保温を意識
- 疲労が強い日は無理をしない
炎症や腫れ、強い痛みがある場合は、冷却が必要なこともあります。
【まとめ】
スポーツ障害の予防・回復には、筋力や技術だけでなく「コラーゲンの温度管理」が重要です。
当院では、整えて、動作につなげるという流れで、競技を続けられる体づくりをサポートします。
「痛みを我慢しながらプレーしている」、「ケガを繰り返したくない」そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。



