2024/03/11 15:00

長さ-張力関係

同じ筋肉であっても、最大の力を発揮できる長さがあります。この長さを至適筋節長といいます。筋節はサルコメアとも呼ばれます。

その長さよりも長くても短くても発揮できる張力は小さくなります。通常では最大の張力を発揮できる長さであっても、怪我・疲労などの要因から姿勢が崩れてしまうと至適筋節長ではなくなってしまい、筋力が発揮しにくくなることが多くみられます。

 

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例えば、長距離を走っていると腰が痛くなる人は、疲れてきて腰が反ってしまうことが多くみられます。腹筋は骨盤から肋骨に付着しているので、腰を反ってしまうと通常よりも腹筋が長い状態になってしうため、腹筋の張力が小さくなります。それによって腰部の筋肉で体幹部を支えるようになり、腰痛を発生してしまうということも考えられます。

このような腰痛を防ぐためには、腹筋に力が入りやすい姿勢を維持するためのトレーニングも必要になります。

これ以外にも、日常的に姿勢の悪さから至適筋節長で張力を発揮できていない方は、慢性的な痛みにつながりやすいと考えられます。

そのような方は、一緒に原因を見つけてなるべく早く解決しましょう!

2024/02/12 09:00

側方サブシステム

片脚支持で必要になる側方サブシステム(Lateral Subsystem)は、中殿筋、大腿筋膜張筋、内転筋群、腰方形筋が関与します。

 

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片脚支持の際に、前額面上で骨盤や大腿骨をコントロールします。

骨盤が外側に突き出すなど、片脚支持が身体の横方向に不安定である際にはどの筋肉が問題なのかを判断する際にとても参考になるシステムです。

片脚支持が不安定な状態でスポーツを行うと、外傷や障害の原因になります。痛みが出ている部位への施術も必要ですが、その原因となっている片脚支持の不安定さを改善することも重要です。

2024/01/31 09:00

2月の診療案内

2月の診療案内です。

2月19日(月)から2月24日(土)は「デンソーカップチャレンジサッカー福島大会」に参加する中国大学選抜にトレーナーとして帯同するため休診とさせていただきます。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

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2024/01/08 09:00

前方斜めサブシステム

投球動作などで必要になる前方斜めサブシステム(Anterior Oblique Subsystem)は、内・外腹斜筋、内転筋群、股関節外旋筋が関与します。

 

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内転筋群、股関節外旋筋によって股関節(下肢)を安定した状態で捻ること、内・外腹斜筋で体幹を捻ることにより、投球動作、キック動作などをスムーズに行うことができます。

どこかがうまく機能していないと肘・肩や膝などにストレスをかけてしまい、スポーツ障害につながることがあります。

また、すでに痛みがある選手に対しても痛みをとるだけでなく、このような機能障害を改善して再び痛みを出さないようにすることが重要だと考えています。

2023/12/11 09:00

後方斜めサブシステム

ジョイントサポートシステムの中で、主に骨盤の仙腸関節を安定させるための後方斜めサブシステム(Posterior Oblique Subsystem)は、大殿筋と広背筋が関与します。

大殿筋と反対側の広背筋が収縮することで胸腰筋膜が緊張し仙腸関節を安定させます。

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このサブシステムにより、胸腰筋膜が緊張して仙腸関節を安定させることができます。仙腸関節が不安定になると腰痛の原因になります。

しかし、深層筋によるスタビライゼーションシステム(安定・支持システム)が機能していないと胸腰筋膜を過剰に緊張させて腰痛の原因になることもあります。

このように身体は相互的に作用して機能的に動いていますので、かたよった筋肉の働きによって様々な痛みを生み出すことがありますので、せめて許容範囲内のかたよりにするために必要な施術やトレーニングを行っていきましょう。