2023/08/25 12:30

踏み込んだ時の膝の痛み

こんにちは。

当院には踏み込んだ時や着地した時の膝の痛みで来院される方も多くいらっしゃいます。

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その中で、レントゲンやMRIなどの検査では異常がなかったが、痛みが続いているという話をお聞きすることも多くあります。

そんな時は関節の可動性や筋力のアンバランスなど身体機能の問題であることが考えられます。

例えば、、、

  • 踏み込んだ時や着地の際に大腿四頭筋の中の内側広筋という筋肉にうまく力が入らず、膝を前に突き出すような踏み込み方になっている場合です。この場合は大腿直筋という筋肉が過剰に力が入ってしまい、膝蓋骨の動きが悪くなったために膝蓋骨周囲の痛みが出てしまいます。
  • 殿筋に力が入らず膝が安定しないため膝を捻るように踏み込んでしまっている場合です。膝を捻ってしまうことで周囲の軟部組織を伸ばしてしまい痛みが出てしまします。さらに関節自体にも悪影響を及ぼすことがあります。

このようにそれぞれ原因は異なるかもしれませんが、このような痛みが続いていて困っている方がいらっしゃったらぜひご相談ください。

2023/07/18 09:00

膝蓋下脂肪体炎(Hoffa病)

膝蓋下脂肪体炎は、あまり聞きなれないと思いますがよく見られる痛みです。

膝を曲げ伸ばしすると膝蓋骨の下方に痛みがある方も多いのではないかと思います。その原因の1つに膝蓋下脂肪体の影響が考えられます。

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膝蓋下脂肪体は膝蓋骨・大腿骨・脛骨の隙間にあります。膝蓋下脂肪体の役割は以下の通りです。

  1. 外力に対するクッションの役割
  2. 表面を覆っている滑膜による関節液の分泌、あるいは潤滑の役割
  3. 関節軟骨面の清掃する役割
  4. 摩擦や刺激に対する防御機構の役割
  5. 膝蓋骨、あるいは膝蓋下脂肪体の血流に対するポンプ作用を行う役割

膝蓋下脂肪体に①外傷や慢性的な機械的刺激が加わる、②炎症が起こる、③膝蓋下脂肪体の柔軟性が低下する、④線維化、挟み込みがあり、痛みが出現します。

膝蓋下脂肪体炎は、膝の怪我や手術の後によく見られますし、反張膝や大腿四頭筋の機能低下により膝蓋骨の動きが悪い状態が続いたときなどに起こり可能性があります。

線維化して肥厚した膝蓋下脂肪体の施術と、大腿四頭筋(特に内側広筋)の機能を取り戻すことで症状が軽減することが多くみられます。

痛みが長期化すると、膝関節にも悪影響があることもありますので、早めの施術をお勧めします!

2023/07/04 16:15

7月の診療案内

7月の臨時休診などのご案内をさせていただきます。

よろしくお願いいたします。

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2023/06/26 07:50

臨時休診のお知らせ

誠に申し訳ありませんが、身内に不幸があったため、6月26日(月)~29日(木)を臨時休診とさせていただきます。

突然のことで、皆様にはご迷惑をおかけしますが、どうぞご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

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2023/06/23 12:00

熱中症対策

今年の夏も暑くなりそうですね。

暑くなり始めのこの頃には、熱中症で救急搬送されたなどのニュースをよく見ることがあります。

特にスポーツ活動では、熱中症にならないための対策を行うことが重要です。

熱中症の要因.jpg

 

上記のように、熱中症の要因は様々です。特に内的(個人)危険因子はその日だけの対策ではどうにもならない事がほとんどです。

その中でも暑熱順化とは、暑さに身体が適応することで、「暑熱ストレスに対する抵抗力(暑熱耐性)は暑熱環境に繰り返し曝露されたり、そのような環境下で持久性のトレーニングを繰り返すことによって徐々に高めることができる」と言われています。

一般的に順化期間は10~14日程度必要とされ、トレーニング間隔を3日連続で空けて極端に涼しい場所で過ごさないように注意が必要と言われています。

暑くなり始めの最初の2週間程度は極端にきついトレーニングをしないことや、お盆休みの間に涼しい場所で過ごしすぎないことが重要なのではないかと思います。

また、予防のために事前冷却なども効果的であると言われています。

近年では、手掌と足底を冷却することが勧められています。私が帯同しているチームでも、この時期の試合ではウォーミングアップ後のミーティングやハーフタイムのミーティングの際にアイスキューブを持たせています。

熱中症は命に係わる危険な状況ですので、この時期は特に注意が必要です。

出来る対策を行って、スポーツ活動を楽しみましょう!