2023/11/13 09:00

深垂直サブシステム

ジョイントサポートシステムの中で、体幹と地面の長軸方向の力伝達を生む、深垂直サブシステム(Deep Longitudinal Subsystem)は、主に脊柱起立筋、胸腰筋膜、仙結節靭帯、大腿二頭筋、長腓骨筋が関与します。歩いたり、走ったりして、足を地面に接地するときに仙腸関節を安定させる働きもあります。

深垂サブシステム.jpg

 

この、深垂直サブシステムに関与する筋肉は主に背面の筋肉です。

体幹と地面との長軸方向の力の伝達を生み出してくれますが、体幹の深層筋(腹横筋、内腹斜筋、多裂筋、横隔膜、骨盤底筋)が機能して、腰椎~骨盤を安定していることが前提にあります。

体幹の深層筋が機能していない状態で動き続けると、背面の筋肉を過剰に収縮させてしまい腰痛やハムストリングの痛みなどを起こしてしまいます。

身体は色々と複雑に関係していますので、これだけやれば大丈夫というエクササイズやストレッチなどはありません。しかし優先的に行うべきことはありますので、それを見つけて順序良く取り組むことが大切です。