2023/01/31 15:58
足関節捻挫
足関節はスポーツ障害や外傷が最も発生しやすい部位です。中でも足関節捻挫は最も発生頻度の高いスポーツ外傷です。
また、足関節捻挫の再発率は約40%と言われており、慢性的な足関節不安定症になる可能性が危惧されます。
よく見られるスポーツ外傷であるため、軽視されがちですが長期的には約30%に疼痛や腫脹、可動域制限、神経筋機能低下などの症状が残存することが報告されています。
受傷後は固定しなければならないのですが、長期的な固定は足関節機能の回復や日常生活動作の獲得を遅らせるとされています。
さらに早期からの関節可動域訓練や筋力の改善を目的とした運動療法も推奨されています。もちろん受傷した靭帯へ負担がかからないように配慮しながらです。
足関節捻挫といっても個々に重症度や症状が異なるため、個別に管理し適切な機能回復を進めなければいけません。
特に人生初の捻挫の際には復帰の時期を慎重に検討するべきです。
たかが捻挫とあなどらないように、慢性的な足関節不安定症とならないように、個々の症状にあわせた適切な治療やエクササイズが必要になります。